令和元年末 感謝の言葉

 令和元年も残すところあとわずかとなりました。日夜、農村づくりに勤しんでおられる地域リーダーの皆様、農村集落住民の皆様、当研究会会員の皆様も、お忙しい毎日をお過ごしのことと存じます。農村づくり・ICT支援研究会を主宰しております会長の山本徳司でございます。

 今回は、今年最後の『言わせてもらえば』の投稿といたしまして、私事も含め、今年1年を振り返らせていただきます。

 本研究会は、今年の4月1日に発足し、9か月が経ちましたが、登録会員はありがたいことに現在20名となり、皆様のおかげでなんとか運営いたしておりますが、会員並びに読者の皆様には、まだまだ充実した情報が提供できず、ご迷惑おかけしております。

 週一回40編あまりのブログを投稿し、会員だけのサービスとなっております農村づくり関係の講座も、少しお遊び的なものもありますが、10講座まで広げられ、そのうち3編は完結いたしました。ただ、9月から始めようと考えておりました初心者向きのパソコン講座については、どういう内容をお伝えするのが良いのか迷ったままで、まだ講座開設に至っておりません。

 この研究会は、農村づくりや環境・景観づくり、文化の保全、子供たちの教育に関する様々な情報や技術を、私の経験や現場事例を通して、または論文となったものを分かりやすく紐解いて、伝えていくとともに、ICTが苦手な方には、少しでも情報技術に慣れていただくための手ほどきはできないものかと思い、始めたものですが、何しろ、主催者一人で運営しているものですから、なかなか思うようにいかず、大変申し訳ありません。

 ホームページの作成も、六十の手習いで、一つ覚えては一つ忘れてという感じで、ようやくここまで作り上げることができました。私も研究者の端くれでありましたので、少しはコンピューターのことを知っておりますが、今どきの急激な変化には到底対応できず、ちょうどこれぐらいのレベルの人間が技術を伝えた方が、進化しすぎて何語を話しているのかわからない情報の精通者よりはましかと思い、一つ覚えを、自慢げに、「皆さん分かりますか」とやっているようなものです。読者の中には、「こんなことは誰でも知っているんだよ」と腹立たしく思われる方もいらっしゃるとは思いますが、ご勘弁いただきたい。

 思い返しますに、今年1月には、私の前立腺癌の指標値ともなるPSA値(腫瘍マーカー)は、まだ正常値以下に下がっておりませんでした。昨年9月に退職をして、療養中ではありましたが、少しでも何か農村の皆さんにお役に立てることはできないものだろうかと、この会の準備をしておりましたが、3月になって、PSA値もようやく正常値となり、また薬の副作用も少々和らいできましたので、皆様にはご迷惑をおかけすることになるという不安を抱えながらではありましたが、研究会をスタートさせていただきました。

 ありがたいことに、8月末には、宮城大学の授業にも参加させていただくまでに体調は回復しました。さらに、11月からは、多面的機能直接支払交付金の事務軽減のためのソフト「楽ちん多面」の販売を始め、全国への利用促進を目的として、操作説明などの講座も始めることができました。

 後半は少しがんばりすぎたのか、最近、PSAの数値が少々上がりつつあり、医者からは、ほどほどにと言われています。

 そんな中、とりあえず、9か月でここまでたどり着いたこと、私としては、「自分で自分をほめてあげたい」と甘い評価をさせていただくとともに、”ほどほど”にはさせていただきますが、”まだまだ”がんばって、より一層楽しく、面白く、様々な農村づくりに関する情報を伝えて参りたいと思います。

 今年ここまで無事にやってこれたこと、一重に会員を始め、読者の皆様のおかげであります。ここに感謝申し上げますとともに、来年も皆様のご健康とご多幸を心よりご祈念いたし、今年は、ここで、ホームページを閉めさせていただきます。令和二年は1月6日の月曜日から投稿を再開いたします。

 それでは、皆様、良いお年を。

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