農村づくりに励む皆様へ

 全国で農村づくりに日夜励んでおられる組織代表や農業振興に向けて独自の農業経営を進めておられる農業経営者の皆さん。また、市町村行政において、地域振興策を展開している役場、役所職員の皆さん。 はじめまして、私は農村づくり・ICT支援研究会を主宰しております山本徳司と申します。

 昨今、日本全国の農村を取り巻く情勢は日を追うごとに厳しくなってきております。高齢化はますます進展し、耕作放棄地の増大や鳥獣被害は歯止めがきかず、また、担い手への農地集積も進んではいますが、十分ではありません。さらに、人口減少に伴う集落機能の低下は深刻で、それに水路、道路などの基盤施設の老朽化が追い打ちをかけ、頻度が増える局所豪雨に、大型化する台風の到来と気が休まりません。東日本大震災や熊本地震の復興についてもまだまだ道半ばであり、問題は山積しています。

 しかし、打って変わって、明るい兆しも多々見受けられます。日本の農業事情からしてすべてが大規模化に進むことはなく、地域の景観・文化・生態系に根差した農村の多面的機能を活かしたきめの細かい農業の推進も重要とされ、都市農村交流の促進も図られていますし、また日本食ブームなどを契機に輸出も増大し、インバウンドも期待できつつあります。

 厳しい現実ではありますが、手をこまねいて見ているだけでは何も変化は起こりません。そこで、農村が持つ強みを生かして、種々の問題を解決し、農村振興を進めようと各県でNPOなどの様々な支援組織も立ち上がり、政府も地域づくりアドバイザー制度を展開し、個性ある農村振興を進めるためのソフト基盤が整備されてきました。

 私は、平成30年8月に、病気療養のため、農研機構理事を最後に退職しましたが、それまで農研機構において、30有余年に渡って住民参加の農村づくりに関する研究に携わってきました。自宅療養を続けてはおりますが、これまでに蓄積した経験や知見がもし活きるのであれば、少しでも全国の皆さんにお役だていただければと思い、この度、農村づくり・ICT支援研究会を立ち上げ、情報発信と交流のサイトをネット上で運営することになりました。若輩ものではありますが、皆さんのお役に立てることを期待し、今後よりよい研究会にしていきたいと思いますので、どうぞご支援、ご協力よろしくお願いします。

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