ゼロはじ「第4回 心得一つで世界は変わる(2)」

前回からの続きです。更に4つ、心得についてお話します。

4. パソコンを怖がらない

 以前、あるお年寄りの方にどんなパソコンの使い方をしているかと伺ったところ、インターネットは怖いという認識を持っておられて、必要な時だけ、パソコンの電源を入れて、それからLANケーブルを繋いで、仕事が終わったら、ケーブルを抜いて、電源も落としていました。知り合いに設定してもらってメールも使えるようになっていたのですが、電源を入れるのは一週間に一回ということでした。

 私は、メールが使えるようになったと聞いていたので、いい気になって2日に一回ぐらいの割で、メールを入れていたのですが、なかなか返信がないので、聞いてみたら、こういう使い方でした。

 起動と終了の方法については、いずれ講座の中で説明しますが、今回ここで言いたいことは、この方のパソコンの使い方の問題ではありません。パソコンを使うことに極度の恐怖心を持っていることです。確かに、パソコンは、いい加減な使い方をすると壊れることはありますし、よくニュースで取り上げられるように、コンピュータウイルスが入ってきて、データを盗んでいったり、改ざんしたり、また、ネット詐欺なども横行しているので、気を付けなければなりませんが、あまりにも恐々使っていると上達しません。ウイルス問題やネット詐欺などはその防御・対処策はありますので、一般的な使い方をしている上では、怖れず、いろいろと挑戦してみてください。特に、マイクロソフト社が提供しているようなワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)、エクセル(Excel)等の文章を書き、表を作るソフトを使っている分には、いろいろ試しておかしなことになっても、それでパソコンが壊れるなんてことは先ずありません。

5. ちょっとは読む

 この講座の第2回「この講座はどう進むのか」で、一回3000字ぐらいの解説をしますので、これは是非、読んでくださいとお願いしました。先日、読者から電話があって、「くどいよ、長すぎるよ」と怒られました。でも、済みません、この文字数ぐらいは使わせてください。

 パソコンが苦手な方を見ていると、どうも、説明書やマニュアルを読まない方が多いようです。早くパソコンが使えるようになる方というのは、マニュアルを読むというよりは、作業をしていて行き詰まった時に、マニュアルをペラペラとめくって、対処となる箇所、対処策を見つけるのが早いようです。さらに、インターネットで検索ができるようになる(あなたも近い内に習得できます)と、例えば、上記したパソコンの起動と終了の問題を知りたかったら、すぐに「パソコンの電源の入れ方」とか「パソコンの電源は一回一回コンセントを抜くのか」と入力して、いくつか検索されるものから、分かり易いものを選んで読めるようになります。『心得』の1に挙げました「しっかり真似せよ」とも関わりますが、少しずつでいいので、「読んで」、「真似する」、これが繰り返せるようになると、格段に習得は早くなります。

6.覚えるな!感じろ!

 今、70歳から80歳ぐらいの方はブルース・リーをご存知だと思いますが、彼の有名な言葉に「考えるな!感じろ!」というのがあります。ことパソコンの習得においては、「覚えるな!感じろ!」ということになります。

 パソコンの習得は、用語も独特、操作ルールも独特です。所謂、「言語と作法」が、これまで私たちが学んできた世界とはだいぶ違います。しかも、言語と作法の量が半端なく多いのです。市販されているマニュアルを読んでいて、分かってきたのですが、初めは勢いよく読み進めるのですが、3分の1程度進んだところで、使われる用語が多くなってきて、覚えていないので、「何のことだったか」とまた、前のページを読み返したり、後ろの方にある用語の索引を見ないといけなくなります。また、どこにその機能があったのかがわからなくなります。例えば、ウインドウズ10の設定において、日時と時刻を設定し直したいのですが、それが何処から始めれば良いのか。キーボードを見ても、画面を見ても時計マークらしいものもなく、よく分からない。システム設定なのですが、アプリからだと勘違いし、ソフトを探したりしてしまう。また、そうとうできるようになって、表計算ソフトであるエクセル(Excel)も使えるようになってきたが、数字だけが表示されているデータのセル列に円を付けたいのだが、どうしたらいいのだろう。以前一回やったことがあるが、もう忘れてしまっている。こういうことは多いのです。

 はっきり言ってしまいましょう。そんなものを全部覚えることはできません。そこで、フルース・リーです。「覚えるな!感じろ!」で行きましょう。だいたいこの辺りに設定するボタンがあるのじゃないかとか、いくつかクリックしている内に見つかるだろうというぐらいで良いのです。それを何回か繰り返している内に、感覚的に、こんな操作方法だったのではないかと身に着くのです。

7.恥ずかしがってはいけない

 パソコンをご指導させていただくと、初めは「これはどういうことだ」、「ここはどうやるんでしたっけ」と尋ねて来るのに、数回やっている内に尋ねてこなくなる方がいらっしゃいます。

 何回もやったから覚えてしまったのだと思っていましたが、やはり同じところで詰まってしまうので、覚えた訳ではないのです。待っていても、なかなか進みそうになかったので、「ここはこうやるんですね」と説明すると、「そうそう、わかってるわかってる」と、ちょっと怒られてしまいました。

 歳が行くと、どうも、体力的にも頭脳的にも劣っていくことをひた隠そうとするきらいがあるようです。私も最近少しその傾向が出てきましたので、ようやくその気持ちがわかるようになってきました。でも、それを隠せば隠すほど、生活はし難くなります。

 パソコンが苦手な人は、まず、素直になりましょう。何回間違えても、何度できなくても、恥ずかしくて、人に教えを請わなくなってはいけません。この際、「俺は記憶力が弱い」と開き直ってください。だって、パソコンができないのは、認知症ではないのですから。何度聞いても分からなくて当然だと思ってください。水前寺清子の歌ではありませんが、

♪一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる♪で良いのです。いや、二歩半ぐらい下がっても良いのです。

 以上、パソコンの苦手を克服するための7つの心構えを説明させてもらいました。もう、忘れたでしょう。もう一度言います。「1.真似して覚えよ、2.毎日一回触れ、3.急いではいけない、4. 怖がってはいけない、5. ちょっとは読む、6.覚えるな!感じろ!、7.恥ずかしがってはいけない」です。

 はい今回は、西国三十三か所巡礼の五番札所「紫雲山 葛井寺」をお参りいただきます。最古の千手観音様はおそらくパソコンのキーボードを打つのが早いはず。いや、持ち物が多いのでどうだろうか。でも、苦手克服の願いは聞いてくださるのでは・・・。

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