令和2年度に向けて

 日々、 農村づくりに勤しんでおられる地域リーダーの皆様、農村集落住民の皆様、当研究会会員の皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 昨年末辺りから少々不穏な動きはありましたが、新型コロナウイルスの感染拡大がこれほどまでに爆発的に広がるとは、誰も予測していなかったのではないかと思います。日本だけでなく、世界全体で、衛生上の安全・安心が脅かされ、経済生活の滞りにより、不安な世の中となっている中での新しい年度のスタートとなりました。

 ここ、茨城県も感染者43名となり、つくばでも数名の方の感染が確認され、悲しくも、お亡くなりになった方も出ております。感染された方々の早期回復と亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。

 とにかく、「うがい」「手洗い」「マスクの着用」を徹底するとともに、「不要不急の外出をさける」ことで、感染リスクを下げて、国民全員で終息に向けてがんばりましょう。このホームページの読者におかれましても、是非、ご自愛いただき、高い意識を以って、感染撲滅に立ち向かいましょう。

 さて、農村づくり・ICT支援研究会は激動の1年目が終わり、本稿末で公表する令和元年度会計報告を以って会計を絞めて、2年目に入ることにします。

 元年度は、只々、会員の皆様のあたたかいご支援と深いご厚情を以って、なんとか乗り切ることができた次第です。あれもしよう、これもしようと思っていましたが、なかなか思うようにはなりませんでした。でも、多面的機能支払交付金の事務軽減支援のためのソフト『楽ちん多面』についても多くの方にユーザーとなっていただきましたし、ホームページも、最低限のコンテンツは用意できたのではないかと、自分で自分を褒めておくことにします。

 私の前立腺癌については、決して完治している訳ではありませんが、とりあえず、小康状態にあり、おそらく会員の皆様並びに農村づくり、農業・農村のICT化を進めておられる方々のお手伝いが少しでもできたのではないかと思い、幸せに思います。

 次年度は、研究会の活動として、31年度以上にホームページの充実を図るとともに、『楽ちん多面』の普及も、もっと促進したいと考えています。新型コロナウイルス対策の関係で、おそらく当初の動きは少し遅くなるものと見込まれますが、終息し安全が確認されれば、農村づくり勉強会のキャラバンを実施し、楽ちん多面についても、より使いやすい更新版を早期に発表し、地域での研修会も増やしていきたいと考えております。また、今年度は十分に対応できませんでしたが、『楽ちん多面』以外のICT技術普及についても、新技術の紹介も含め、支援をしていきたいと思います。

 次年度も引き続き、農村づくり・ICT支援研究会をよろしくお願いいたします。

令和元年度会計報告

 農村づくり・ICT支援研究会の令和元年度の会計報告を致します。これは、会則第9条「会長は年度末に、年度の会計報告をホームページにおいて公開する。」によるものです。

 なお、令和元年度は本来2019/4/1~2020/3/31ですが、今年度は変則的に、2019/1/1から初め、2019/4/1からの研究会発足の準備にあたって必要となった経費についても計上させていただきました。

 先ず、会費でありますが、おかげさまで、研究会の会員数は今年度1年間で16名となりました。唯々、会の趣旨に賛同いただき、ご支援いただけたことを心から感謝いたします。

 会計は、研究会の運営に関わる「研究会一般会計」と多面ソフト「楽ちん多面」や技術普及等に関わる「楽ちん多面等ソフト普及会計」に分かれます。

 下記表にありますように、研究会一般会計における収入は、会費と私の講演会や大学講義謝金などを当てさせていただきました。支出は、今年度は広報用の印刷物、ネット環境の整備などに充てましたが、27,503円の次年度繰越金が発生し、なんとかギリギリで運営することができました。

 また、楽ちん多面等ソフト普及会計における収入は、主として「楽ちん多面」の販売促進に関する作業費としての株式会社イマジックデザインからの受託料です。株式会社イマジックデザインは当研究会の賛同技術者集団になっていただいており、販売権は当該社にありますが、販促・広報については研究会に一任されております。大々的に販売する方法もありますが、本研究会のコンセプトである「地域住民の皆様、技術ユーザーの皆様と共に考える」を元に、住民の皆様と共に考え改良していく精神と寄り添い支援に力を入れさせていただきました。支出については、郵送の省力・簡便化に努め、県・地域への説明会等については、できる限り地域負担をお願いすることで、経費を抑えることができ、ユーザーの皆様にはご不便をおかけしていることもあるかと思いますが、次年度の楽ちん多面のシステム改良費に、研究会として394,210円を計上することができました。

 以上、第7条規定により、副会長による監査を以って、令和元年度会計報告とします。

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