ゼロはじ「第3回 心得一つで世界は変わる(1)」

 パソコンを簡単に習得する方法はいろいろとありますが、ゼロから始めるなら、是非、これからお話する『心得』を守ってもらいたいと思います。こちらがどれだけうまく伝えようとしても、この『心得』を守っていただけなければ、習得力は半減すると言わざるを得ません。

 パソコンがうまくなるためには、パソコンの基礎を覚えることやキーボードやマウスの操作スピードの向上も必要ですが、この講座を読まれている皆さんは、おそらく、パソコンでどんな仕事でもこなしてしまうというほどの技量を身に着ける必要はない方々ですよね。時代も時代なので、苦手ながらに少々やれるようになりたいと言う程度だと思います。コロナワクチンの予約も、最終的には若い人に頼むことになったとしても、何も知らないで、勝手に若いのに任せてしまうのではなく、不安感を払拭するためにもちょっとは知っておきたい程度だと思います。ここでは、そのための心得7カ条をまとめました。今回はそのうちの3つをお話します。ちょっと、耳が痛いものもあるかもしれませんが、まぁ、読んでみてください。

1.真似して覚える

 この講座でも、これから進めていくと、皆さんもいつかそんな段階が来ると思いますが、だいたいやることが分かってきて、おそらくこうやれば良いのだろうとか、だいたいこんな感じでやればできそうだと思い始める時が来ると思います。そして、最終的には自己流が定着して、「俺はだいぶ使えるようになった」と思うことになります。

 自己流で習得することはダメではありません。自己流であっても、途切れず毎日、同じ作業を繰り返したり、新しいことを次々と学んでいければ良いのですが、多くの方は、パソコンで仕事をするというほどではないので、結局、しばらく使わなかったりということもあり、間違いなく忘れてしまうのです。そこに、おおよそこうやればできる、自分はある程度習得できたという思いだけが残ってしまい、自己流で操作をすると、間違えたまま覚えて、一つ上のレベルに進めなくなってしまいます。苦手な初心者はこの罠に填まってしまいがちです。

 言葉でも習字でも、音楽でも芸術でも、体で覚えるものは、基本は真似をすることから始まります。パソコンも体で覚えるものです。学習テキストがあったら、面倒でも、同じことができるかどうかをやってみてください。理屈は後からついて来ます。わからなくても良いので、先ずは、書いてある通りにやってみてください。そこを疎かにすると、習得はできません。そこのところ、絶対お願いしますよ。

2.毎日一回触れよ

 英会話を習得するには、海外に住むと良いと言われます。どっぷりと英会話の技能が使われる環境にいると、覚えようとしなくても、話せてしまうということです。パソコンも同じです。毎日、一回触っていると、自然にある程度のことはできるようになります。「毎日、触ることが無い」と思われるかも知れませんが、それは、毎日触るような生活をしていないからです。生活の中にパソコンがどうしても必要な状況を作ってやれば良いのです。先ずはインターネットで情報を検索するということで良いのです。ニュースで「鬼滅の刃」と言っていて、もし、知らなかったら、「それは何かいな?」と調べる。孫との会話で、「おじいちゃんよく知っているね」ってことになる。スマート農業のことを新聞で見たら、例えば「スマート農業」と検索してみたら良いのです。スマートフォンでもできますが、できれば、パソコンでの情報閲覧ソフト(ブラウザといいます)を使ってみてください。だんだんと分かってくると、災害関連の情報や行政サービスについても市町村のホームページにいろいろな有益情報が出ているので、これは使えるじゃないかと分かってくるのです。毎日一回でも、文字を打つと、それでキーボードの練習にもなりますし、とにかく毎日触る生活を心がけて欲しいと思います。スマートフォンでなんでもできる時代になっては来ましたが、まだ、パソコンでしかできないこともたくさんあります。是非、パソコンと毎日付き合ってみてください。

3.急いではいけない

 パソコンの初心者でよくあるのが、作業を待てないということです。最近のパソコンはかなりのスピードで反応します。例えば、さきほど出た情報閲覧ソフトですが、調べたい用語やどこかの場所の現在の天気を検索すると、ほとんど一瞬にして情報が羅列されます。最近流行の音声言語対応ソフトなんかだと、「へい、シリー、今日のつくばの天気教えて」とか「オッケー、グーグル、音楽かけて」と話しかけるだけで、ほとんど瞬時に質問に答えてくれたりもします。

 また、これからこの講座で学習を進めますと、ファイルの保存や呼び出しなども頻繁にやることになりますが、今どきのパソコンは、以前よりかなり早く作業ができるようになりました。でも、やっぱり自分の命令のスピードでは作業してくれないのがパソコンです。特に、画像や動画などは情報量が多いですから、すぐに画面に表示されない場合もあります。ちょっと触ったことある人は分かると思いますが、表示までに画面上で小さい丸いのがぐるぐる回っていますよね。あれ、「進捗インジケータ」っていうのですが、名前は覚えなくていいです。「今やっているマーク」ぐらいでいいでしょう。あれが出ている間にも、手持無沙汰で、なんかがちゃがちゃと次の作業をしてしまいます。また、反応が遅すぎて、うまく動いていないと思い、何度もマウスをクリックしたりしてしまいがちです。ダメではありませんが、初心者はやめましょう。ぐっとこらえて、一つ一つパソコンが作業して終わるのを待ちましょう。

 パソコン操作に慣れるまでは、一つ何かキーボードで文字を打ったり、マウスで何かをしたりしたときは、その行為がどうなったのかを見届けてから、次へ進みましょう。急いでははいけません。

 それと、パソコンの操作そのものではありませんが、研修やテキストを見ながらの作業でもそうです。教えている時は、先ず聞く。テキストも一つずつ進みます。ちょっと慣れてきたり、少し分かってくると、説明をしている時に、自分は分かるからと、次々勝手に進める方がいますが、あれはよくありません。パソコンを感覚的につかめる人はそれで良いのですが、苦手な人はやめときましょう。教えられるペースに合わせて、一つ一つ進んでください。パソコンをやるときは、とにかく急いじゃだめです。

 それでは、今回は、西国三十三か所巡礼の四番札所「槇尾山 施福寺」の石段をゆっくり登っていただき、また次の札所を目指してください。

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