厳暑の中の多面研修in宮城県

 いゃ~、とにかく今年は暑いです。「猛暑」いや「酷暑」か、最近は「極暑」とか「激暑」なんて用語もあって、どれが一番暑い表現なのかよく分かりませんが、我慢できないほどの暑さなので、私としては「厳暑」としたいですね。そしてこれ以上になると、おそらく言葉も出ない暑さと言うことになるので、「黙暑」という言葉を新しく提案したいですね。

 研究会ホームページの読者並びに会員の皆様におかれましては、改めて、「暑中お見舞い申し上げます」もう8月になりましたので、季節の挨拶としてはそろそろ「残暑」となるの時期なのですが、まだもう少しこの猛暑は続くようで、コロナも怖いですが、是非、熱中症にはお気をつけ下さい。

 さて、そんな暑い中、宮城県では宮城県多面的機能支払推進協議会主催で、令和4年度の『多面的機能支払に係る活動支援研修会』が7月27日より始まりました。当研究会も、協議会様からお誘い頂き、コロナ感染対策を徹底した中での開催で、ロビーでの多面事務支援ソフト『楽ちん多面』のデモ展示をさせて頂きました。

 昨年は、コロナ感染拡大のため途中で中止となりましたが、宮城県での多面事務支援ソフトの展示は3年目となります。今年の日程は7月27日を皮切りに、加美町、登米市、8月に入ると、大河原町、石巻市、大和町、気仙沼市と計7か所の会場で研修会が開かれます。基調講演は農研機構の遠藤様と芦田様です。

 楽ちん多面は、7月27日、29日と、今週の8月3日、4日に参加させて頂きます。『田園クラブ』の株式会社アーバンシンクさんと『スタファイル』桜井株式会社の他2つの多面事務ソフトを販売されている民間さんも参加されていまして、7月27日、29日はアーバンシンクさんとブースを並べさせていただきました。

 『楽ちん多面』も毎年バージョンアップしておりますが、『田園クラブ』も、これまでのベースにスマホやタブレットベースも充実させて、実績もあり、使いやすいシステムになっています。お互いに切磋琢磨して事務ソフトを開発し、導入の啓発に努め、販売拡大をしていますが、その思いは一つであります。

 「事務が嫌だから、事務のやり手がいないから、多面に取り組めないだとか、来年からやめる」と言うことが無く、農村部のパソコンリテラシーを向上させ、事務作業が不得意な人でも、スラスラと労力削減で事務に取り組める組織を増やすことです。もちろん、事務の軽減だけが重要なのではありません。事務なんかに手間をかけず、その時間をもっと農村地域の多面的機能の増進に使っていただくためのコミュニケーションの促進に使っていただきたいというところが、真の目的であります。

 研修講師の方が、研修の中でとても良いことを言っておられました。「花を植栽する場合でも、やり易いからと言って特定の集落で取り組むのではなく、どこに植栽するのが良いかをよく話し合って、後で、どうしてあそこだけやったのだなどと文句が出ないように、しっかりと合意形成を進めた上で、場所決めをしてもらいたい」と。(文句を言われないために合意形成する訳ではなく、よく話し合えということですが)

 そうなのです。これまでも言ってまいりましたが、多面制度のもっとも大切なところは、多面機能の向上を目指して、関係人口の拡大とそのコミュニティの強化をすることであり、極めるべきは『地域のことは地域が自ら考える』ということです。そして、この自ら考えるということの中には、事務も自分たちの力でチャチャっとやっちゃうということも入ります。そのための支援ソフトです。まだ、事務軽減にICT活用されていないところでは、是非ハードルを飛び越えて、事務ソフトの導入に踏み切っていただきたいと思います。

 どの会社も全力でサポートいたします。他社さんに確認は取っていませんが、間違いなくそうだと思います。

 アイストップの写真は、田園クラブさんのブースで、研修参加者の方がシステムの説明を聞かれている様子です。何組もの方が入れ代わり立ち代わり、説明に耳を傾けていらっしゃいました。私のやっている『楽ちん多面』の方にも多くの方に来ていただけましたが、29日は研究会の参加は私一人でしたので、説明しているところの写真は撮れませんし、自撮りしたとしても、顔しか撮れませんので、田園クラブさんのブースの様子をご覧いただければ、どんな感じでやったのかは十分わかるのではないかと思います。(27日は楽ちん多面開発元のイマジックデザインさんも駆けつけてくれたのですが、チラシ配りに忙しくて写真を撮っている場合ではなかった。)

 おそらくは、どのソフトを選択していただいても、少しずつ入力や出力の仕方は異なるものの、基本的な事務作業は全部できると思われます。後は、それぞれの組織でどんな運用をされているかによって、どのソフトと相性が良いかと言ったところだとは思います。十分吟味していただき検討いただければと思います。先ずは食わず嫌いを失くし、「うちはソフトは関係ない」と言わないことから始めてみませんか。

※29日、山形県寒河江市と河北町を訪れた。寒河江市のこの植栽の長さは尋常じゃなかった。よくこれだけ沿道に咲かせたものだ。河北町ではスマート農業の実証試験が行われていた。

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