ゼロはじ 「第17回 Word(ワード)での写真や図面の貼り付け」


5.写真の貼り付け

 セロはじ初心者は、前回の図16-11で終了しても十分ですが、案内文なので、せっかくですから、少し写真や絵や図を付けて、見やすくすることもやってみましょう。ここでは、最も簡単な写真の貼り付け方を学びます。

5.1.デジカメやスマホで撮影した写真をフォルダーに取り込む

 まず、写真をデジカメやスマートフォンで撮影して、その写真を使う方法が一般的です。他の人が撮った写真を使う場合は、著作権に十分気を付けてください。勝手に使うことなく、撮影者の了解をとってください。

 次に、デジカメやスマホで撮影された写真をPCに取り込みましょう。取り込み方法は多様ですが、一般的には、①デジカメやスマホとPCとをUSBで繋いでエクスプローラーを使って写真ファイルを移動・コピーする方法があります。また、スマホや転送機能付きのデジカメですと、②ファイル転送のアプリを使う方法や、③クラウド共有をする方法などもあります。また、最も原始的な方法ではありますが、④デジカメから写真が保存されたSDカード等のメモリーカードを取り出して、PC側にSDカードを差し込むポートがあればそこから、なければSDカードのUSB変換機を使って、PC側の写真用のフォルダーに転送する方法もあります。  Windows 10には「フォト」という写真管理用アプリが標準で付属していますので、これを使う手もあります。アプリ操作に当たっては、「インポートしますか」と聞いてきたり、「インポート」ボタンが表示されたりします。「フォト」については、別の回でアプリの操作説明をすることにして、ここでは、最も原始的なSDカードからのエクスプローラーを使った方法について説明します。図17-1の左のようなSDカードをUSB変換機にセットして、PC側のUSBに接続して、フォルダーを探せば写真は表示されますので、そのデータをPC側の自分で確認できる写真整理フォルダーにコピーします。この方法は第15回の5. ファイル・フォルダーのコピーと移動で説明していますので、もし分からなくなったら、再度ここをみてください。ですから、ここでは、写真がPC内の自分で作ったフォルダーにあるところから始めます。

5.2.写真を選択して、Word編集画面内に貼り付ける

 写真の選択は、スマホやデジカメなどから直接取り出すのではなく、一端PC内にコピーしたフォルダーから写真ファイルを選択します。ここでは、図17-2の左図のように、PC>OS(C:)>旅行写真集>東北>2009のフォルダーの中にある写真からP1020459という名前の水路の写っている写真ファイルを右の前回の最後に作ったWordの編集途中のページの下に入れることにします。集会所の写真という手もありますが、単に時節の花とか地元の景観写真も和みます。ここでは、多面活動の対象となっている水路の代表的写真ということでこれを選択してみることにします。 右図の赤枠辺りに入れたいなら、この辺りにカーソルを移動させておきます。

 張り付け方は、①タブの「挿入」の操作ボタンを使う方法と②マウスを使う方法からなります。2つとも説明しますが、最終的には②で慣れてもらうのが良いと思います。

①	操作ボタンを使う
  ・図17-3の左図のように、「挿入」のタブをクリックすると、機能のメニューが表示
   されますので、ここで、「画像」を左クリックする。
  ・「画像の挿入先」というサブメニューが出ますので、その中から、ファイルが選択
   できる「このデバイス・・」をクリックします。
  ・真ん中の図のように、エクスプローラーが自動で起動し、フォルダーの選択ができ
   るようになりますので、エクスプローラーの使い方に則って、フォルダーを探しに
   行きます。ここでは、PC>OS(C:)>旅行写真集>東北>2009です。
  ・右図のようにP1020459の写真を選択し、「挿入」をクリックしてください。
②	マウスを使う
  ・図17-4に従って、マウスだけで写真を貼り付けます。
  ・デスクトップの画面で、Word文書とコピーしたい写真フォルダーの両方を開いて
           おく。
  ・文書ファイルにおいて、写真を貼り付ける位置にカーソルを置いておく。
  ・コピーしたい写真の上にマウスの矢印を置き、左ボタンをクリックしたままで、
           文書ファイルの上に写真ファイルをドラッグ&ドロップする。
5.3.写真の位置と大きさの調整

 写真ファイルが図17-5の左図のように、文書内に張り付きますが、位置と大きさは思い通りではないと思います。しかも、位置を変えようと思って、張り付けた写真をドラッグ&ドロップしても動かないと思います。大きさと位置を変えるためには、写真の右横にある「レイアウトオプション」を使います。これを使って1ページに仕上げましょう。

 写真や図の置き方のタイプがあります。写真や図面が半円で、青い横線は文章を表しています。例えば、写真を四角形で切り取って、左右に文字が入るスペースを取って文字を配置するなら、「文字列の折り返し」の上段左端を選択します。左右に文字を配置しないなら、下段左端になります。慣れてきたら、いろいろと試してみたら良いと思いますが、ゼロはじ初心者は「文字列の折り返し」で下段左端だけを覚えてください。煩わしいことは考えず、写真や図の場所はそれだけにします。

 これを選択しても、図17-6の左図のように、前と何も変わらない状態になりますが、今度は、写真や図の位置や大きさを変えることができるようになっています。 先ず、写真の角にマウスに矢印を移動し、左クリックを押したまま動かすと、写真が小さくなっていきます。適当な大きさにしてください。どんどんと小さくすると、前のページに収まる大きさになると、勝手に写真は移動します。大きさが決まりましたら、今度は、写真の上で左クリックを押したまま移動し、文章の左右の中央に移動します。緑の中央線が表れますで、これを中心にして配置してください。右端の状態が完成したものです。

6. 図面の貼り付け

 文書によっては、写真ではなく、イラストなどを貼り付けた方が良い場合もあります。新しくあなたがイラスト作成アプリなどでイラストを描いた場合は、写真の場合と同じように、図面ファイルとしてフォルダーに保存されるでしょうから、それを見つけ出し、写真の場合の5.1~5.2の作業をすれば良いのですが、ここでは、Wordであらかじめ用意されたイラストから図面ファイルを見つけ出して、貼り付ける作業を覚えておきましょう。

6.1.ストック画像を探して文書内に貼り付ける

 再度、前回の図16-11から始めます。文書の「以上」の下にイラストを入れてみましょう。文書では、「以上」の下の位置にカーソルを移動させておき、その上で、図17-7の左上図のように、「挿入」のタブをクリックすると、機能のメニューが表示されますので、ここで、「画像」を左クリックし、画像の挿入先の「ストック画像・・」をクリックしてください。

 左下図のように、図面ファイルのリストが表示されますので、ここで、欲しい図面を選択します。ここでは、「会議」をイメージする写真を探すため、検索バーに「会議」と文字を入力したところ、右図のように、会議の写真がいくつか出てきました。海外かつ都会のオフィスの写真ばかりなので、ちょっと雰囲気は合いませんが、とりあえず各写真の右上にある〇をチェックして、右下の「挿入」をクリックしますと、右図のように、写真が張り付きますので、後は、5.3に従って、写真の位置と大きさを調整してください。

 この事例では、「画像」の中の「会議」を選択しましたが、同様にして、「イラスト」や「ステッカー」などから選択することもできます。試してみてください。

6.2.オンライン画像を探して文書内に貼り付ける

 また、図17-8のように、「画像」の下の「オンライン画像・・」をクリックすると、もっと多くのファイルがあります。適当な図面が見つかれば、これらを使うのも良いでしょう。最終的に、図17-9などは如何でしょうか。

 以上、今回は、写真や図面の貼り付けを学びました。

※第十八番札所は聖徳太子が創建したと伝わる紫雲山六角堂頂法寺です。本堂が六角の建物なので六角堂と呼ばれ、華道家元池坊の本拠としても知られています。一万円札は聖徳太子に始まり、福沢諭吉と来て、いよいよ2024年から渋沢栄一となる予定です。全国に聖徳太子が関わったお寺やお堂はたくさんあるにも関わらず、それでも本当にいたかどうか分からず、学説も分かれ、一時は「厩戸王」と呼ばれそうになった。どっちが正しいのかよく分からないが、冠位十二階も、憲法十七条も、遣隋使で小野妹子を中国に送ったのも、全部スーパースター聖徳太子で良いんじゃないだろうか。

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