こんな簡単なことで・・・「定時撮影送信アプリ」

 施設の中で計測中のセンサー値や、中の様子を定時観測をしたいことはよくあるはずです。

 雨が降り出したけれど、ハウスの中の温度や湿度はどうなっているだろうか。落雷があったようだが、ポンプなどの設備は正常に動いているだろうかと、施設内や機材の状態が気になることありますよね。そういう時、一番ありがたいのは、ハウスの中の様子を画像で確認できて、更に、センサーのデータが参照できて、更に更に、温度が下がっていれば、設定値を上げることができればとても良いですよね。

 当然ですが、今の時代は、自動制御までやるのはそんなに難しいことではありませんし、通信費も含めてそれほどお金のかかることでもありません。でも、そうは言っても一式を揃えて、自動制御までとなるとそれなりにお金もかかります。

 そんな時に、制御までは無理だけど、とりあえず、お金をかけずに、中の様子やセンサーの値だけを確認できないものだろうかと考えませんか。

 ハウスの中がWi-Fi環境で、あなたがスマホを持っていれば、数千円のWebカメラを買うだけで、すべての問題は解決します。しかし、AC100V電源はあるが、ハウス内はWi-Fi環境でない場合どうしましようか。

 そんな時、撮影送信アプリとして、中古のiPhone(iPhone6以上)2万程度と月500~1000円ぐらいの安いSIMカードを用意すれば、写真の解像度や送る頻度が少なければ、問題なく定時撮影送信をすることが可能です。

当会の評価と将来性

 なんと言っても手軽なのが良い。確かに、ここまでやれば自動制御でポンプのOn-Offまでできたりすると、あれこれと有効なシステムになることは間違いない。しかし、要は金と優先度でしょう。人命にかかわるような重要な施設では早急に高度な整備が求められるが、そうではない場合でも、一定のレベルの監視はしておきたい。そんな時、「目から鱗」のこの方法はそれなりに評価できる。このレベルの安価なシステムはいくらでも考えられるが、まぁ、そのうちの一つとして候補に挙げられる。

 株式会社イマジックデザインでは、この方法を使って、鶴田川沿岸土地改良区で水路のゲートの稼働状況を施設内のゲート稼働パネルをiphoneで写真を撮って送るようにしました。誰でもできることなのですが、写真設定のソフトを用意していますので、是非お声がけください。 分からないことや他にこんなことに使えないかということがありましたら、先ずは、農村づくり・ICT支援研究会にご相談ください。

iPhoneからメールで定期的に計器の稼働状況の画像が送られてきます

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。